初心者向きテストライティングの合格方法【部門契約ランキング6位のライターが伝授】

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  • テストライティングに落ち続けて心が折れそう…
  • クライアントは何を見ているの?
  • とにかくテストライティングに合格するコツを教えて!

テストライティングとは、記事を作成するクライアントがWebライターの文章力を試すテスト記事を指します。テストライティングは競争率が高く、初心者には厳しい関門です。初心者がやみくもに案件応募し続けても、受かるのは非常に難しいです。

本記事では全国ライター部門の契約ランキング6位になった私が、テストライティングのノウハウを全て伝えます。この記事を読むと、クライアントがテストライティングで重視していることと、応募してはいけない案件が分かります。

テストライティングでは記事内容だけでなく、Webライターの人間性や相性の良さも見ているのです。Webライター初心者は、本記事を参考に不合格を恐れず良い案件に挑戦しましょう。

テストライティングとは?

テストライティングとはの画像

テストライティングとは、クライアントがWebライターの実力を見る試験です。テストライティングの特徴と事例として、以下の5つが挙げられます。

  • 文字単価は低め
  • 文字数は5,000文字以下
  • テストライティングの目的
  • テストライティングに多いパターン
  • テストライティング【私の事例】

文字単価は低め

初心者が受けるテストライティングの文字単価は低いです。多くのクライアントは、予算が限られているためです。

クラウドソーシングサイトの文字単価は、0.1~1円未満が多いでしょう。一方で、採用時と同単価や半額の良心的なクライアントもいます。文字単価にかかわらず、Webライターが案件を獲得するにはテストライティングに合格する必要があります。

文字数は5,000文字以下

テストライティングの文字数は、5,000文字以下が多いです。応募者が殺到すると、クライアントも記事のチェックに手間がかかり過ぎるからです。

一般的には、2,000~3,000文字程度が多く、初心者には2,000文字前後が適しています。

ただし、クライアントが文字数を2,000文字と指定した場合、2,000文字以下で提出すると不合格につながりやすいです。テストライティングを受ける人は、指定文字数に1割程度加えた方がいいでしょう。

テストライティングの目的

クライアントがテストライティングをする主な目的として、以下の4つが挙げられます。

  • 採用するWebライターの理解力・文章力・人間性を見る
  • 中学生にも分かる文章を書ける
  • やり取りで実力だけでなく人柄を見る

クライアントは、記事制作の意図を理解した上で執筆できる構成力やリサーチ力を求めています。

テストライティングに多いパターン

テストライティングに多いパターンは下表の通りです。

テストライティングのパターン内容
執筆のみ構成が与えられているため初心者向き
構成と執筆の両方構成作りが苦手な初心者の方は不向き
執筆から入稿までWordPressの経験が必要
テーマは与えられず自由に執筆する独自性を評価
テスト問題キーワードから検索ニーズを満たす記事を作成するなどクライアント独自の問題に回答

テストライティングの多くは「執筆のみ」か「構成と執筆の両方」です。

テストライティング【私の事例】

私が経験した事例では、レンタルサーバーの比較記事がありました。クライアントから与えられたのは、以下の情報です。

  • キーワード:レンタルサーバー おすすめ
  • 文字数:5,000文字以上
  • おすすめのレンタルサーバー会社を10社選び推奨できる内容を執筆
  • 選んだレンタルサーバーの比較表を作成
  • Googleドキュメントで提出

この事例は内容が多岐にわたるものでしたが、無事合格できました。合格後にZoom面接を経て、文字単価1円で1記事につき10,000文字の契約を結び、約40記事執筆した1年程度の継続案件です。

テストライティングの流れ

テストライティングの流れの画像

ここではクラウドワークスでのテストライティングの流れを5ステップで解説します。

  • 案件へ申し込み
  • クラウドワークスのメッセージで条件面を確認
  • 合意したら仮払い待ち
  • 仮払い後にテスト記事執筆
  • 納期までに納品し連絡

案件へ申し込み

クラウドワークスに登録してある方は、経歴やポートフォリオなどを入力後自分に合った案件を探します。
Webライター側は希望に合う案件を見つけたら、早めに応募しましょう。応募が早いと契約できる可能性が高くなります。簡単には受からないので何件応募しても大丈夫です。

応募文には、自分を採用するとクライアントにどんなメリットがあるかを書いておくことが大切です。競争倍率が10倍を超えることは珍しくありません。良い案件には早めの申し込みが必要です。

クラウドワークスのメッセージで条件面を確認

クライアントが条件をクリアした応募者に対し、クラウドワークスのメッセージ機能で契約内容を確認します。

応募者は、再度文字単価や文字数などの確認をしましょう。確認事項について合意した上で承諾します。

合意したら仮払い待ち

Webライターが合意した後は、クライアントから案件の詳細メッセージが送られてくるのが一般的です。

Webライターは不明な点があれば、この時点で質問しましょう。あやふやなままでは作業ができないからです。

Webライターは、不明点がなければクライアントからの仮払いを待ちます。

仮払い後にテスト記事執筆

クライアントが仮払いをした後にテスト記事を執筆するのが大原則です。仮払い前に執筆してはいけません。さらに確認事項などがあれば、聞いておきましょう。

構成案の作成が必要な場合には、構成案作成後にクライアントに確認してもらい、テスト記事を執筆します。

納期までに納品し連絡

Webライターは記事の執筆が終了したら、速やかにクライアントへの報告が必要です。納期に間に合わない事情があれば、早めに連絡しましょう。

テストライティングでクライアントが注目するポイント

テストライティングでクライアントが注目するポイントの画像

クライアントが注目しているポイントは次の6つです。

  • ライティングスキル
  • コミュニケーションスキル
  • レギュレーションの順守
  • 納期の厳守
  • レスポンスの速さ
  • 相性の良さ

ライティング以外にも求められているポイントは多いです。

ライティングスキル

クライアントが最も注目するのは、ライティングのスキルです。特に以下の点には気を付けてください。

  • 誤字脱字がない
  • 語尾の3連続使用がない
  • SEOライティングができていること

誤字脱字の確認は、文章が上手でなくてもできるので、校正ツールを使用するなど工夫しましょう。

コミュニケーションスキル

コミュニケーションは言葉のキャッチボールであり、クライアントはコミュニケーションスキルも重視します。今後継続して仕事をする相手となるからです。

  • あいさつがしっかりできているか
  • 連絡時のレスポンスは早いか
  • 質問する前に自分で検索しているか

Webライターは、よほどのことがない限り深夜に連絡を取らないなど、連絡する時間帯に注意が必要です。ただし、深夜および早朝しか稼働できない方はクライアントに申し出ておきましょう。

レギュレーションの順守

クライアントはレギュレーションを守っているかを厳しく見ています。レギュレーションの順守は、テストライティング合格への近道です。

Webライターは、記事の執筆ルールであるレギュレーションを100%守るべきです。必要であれば、レギュレーション外のことも確認しておきましょう。

納期の厳守

Webライターは、納期を厳守するのは最低限のルールです。下記にも気を付けましょう。

  • 7割程度の出来で推敲の時間を取る
  • 納期に間に合わないときは必ず連絡する
  • 本業とのスケジュール調整は万全にする

大切なのは報連相を徹底することです。

レスポンスの速さ

レスポンスの速さはクライアントにとって重要です。Webライターは、少なくとも24時間以内の返信を心がけましょう。

相性の良さ

どんなに優秀なWebライターでも、クライアントとの相性が悪いこともあり得ます。

良いコンテンツを作成するためには、相性の良さは大切です。

Webライターがテストライティングで合格する5つのコツ

Webライターがテストライティングで合格する5つのコツの画像

テストライティングで合格する5つのコツは次の通りです。

  • 不明点はクライアントに質問
  • PREP法を意識したライティング
  • 指定文字数より多く執筆
  • 誤字脱字チェック後に推敲
  • 納期の1日前には納品

初心者のWebライターの方は意識してみてください。

不明点はクライアントに質問

不明点をクライアントに質問して解決しないと、良いコンテンツが作れません。不明点を解決できれば、方向性を正しく修正できます。

ただし、マニュアルに書いてあることを質問するWebライターは、クライアントからの印象が悪くなるでしょう。

PREP法を意識したライティング

読者は忙しいため、結論ファーストでないと記事から離脱します。離脱防止には、PREP法を意識したライティングが最適です。PREP法とは以下のフレームワークです。

  • Point:結論
  • Reason:理由
  • Example:具体例
  • Point:結論

PREP法を使うと読者にメッセージが伝わりやすいです。

指定文字数より多く執筆

案件を取れるWebライターは、指定文字数より多く執筆しています。クライアントが記事を調整する際に、文字数の減少に備えるためです。

  • 規定文字数を下回らないこと
  • 10%程度多く執筆
  • 初心者の記事はクライアントが調整し文字数が減ることも考慮

ただし、文字数稼ぎと受け取られるような書き方は厳禁です。

誤字脱字チェック後に推敲

合格する1番のコツは推敲することです。推敲でチェックするポイントは、誤字脱字・レギュレーション・執筆内容の再チェックです。

執筆は7割程度の出来で仕上げて、推敲の時間を取りましょう。一晩寝かせるのがおすすめです。

納期の1日前には納品

合格できるWebライターは、少なくとも納期の1日前に納品します。納期間際に提出するようでは、クライアントが心配するからです。

クライアントは、早めに納品するWebライターだと採用後も早期納品の確率が高いと判断します。納期に遅れると、無責任・ルーズな人と思われがちです。

初心者が応募してはいけないテストライティング:地雷案件

初心者が応募してはいけないテストライティングの画像

初心者が応募してはいけないテストライティングが存在します。下記のような案件です。

  • 無料の案件
  • 文字単価0.1円の案件
  • クライアントの評価が悪い案件

テストライティングでは、時間を無駄にしないように案件を見極めましょう。

無料の案件

報酬のない案件が見受けられます。特に悪質なクライアントは、採用する気がないのに無料のテストライティングをしてコンテンツをだまし取ります。

上記は非常に悪質な行為です。無報酬は、クラウドワークス仕事依頼ガイドラインの禁止行為です。無報酬でのテストライティングは、応募してはいけません。

>>クラウドワークス仕事依頼ガイドライン

文字単価0.1円の案件

文字単価0.1円の案件は、受けるべきではありません。仮に3,000文字書いたとしても、300円しか手に入らないからです。

ただし、初心者がテスト記事をポートフォリオにすべく案件を受けたいこともあるでしょう。その場合には、Googleドキュメントやnoteでポートフォリオを執筆することを推奨します。

クライアントの評価が悪い案件

クライアントの評価が悪い場合は、応募すべきではありません。テストライティングの応募に当たっては、以下の項目に注意が必要です。

  • クライアントの評価とプロフィールをチェックする
  • 他のWebライターが付けた評価の詳細を確認する
  • 評価のないクライアントへの応募は控える

評価の悪いクライアントが実施するテストライティングは危険です。

受けて良かったテストライティング

受けて良かったテストライティングの画像

私が受けて良かったテストライティングは次の3つでした。

  • 記事掲載時は本採用と同額で掲載できない場合は半額の支払い
  • タスク寄りだが大量発注する案件:最寄り駅ごとの出張訪問クリーニング
  • テンプレ化され大量発注する案件:市町村ごとの不用品回収

上記案件は、まとまった収入になりました。

記事掲載時は本採用と同額で掲載できない場合は半額の支払い

記事の良し悪しによって、報酬が異なるテストライティングがありました。

記事の出来が良くそのまま掲載できる場合は本採用時と同額で、掲載できない場合には半額を支払うというものです。

最終的に私は合格し1年間の業務委託を結びました。記事に要する書籍費用などの支払いがあり、契約内容も良かったです。

タスク寄りだが大量発注する案件:最寄り駅ごとの出張訪問クリーニング

大量に発注されている案件がありました。通常のライティング案件でなく、タスク案件に近いものです。

内容は出張訪問の浴室クリーニングですが、最寄り駅ごとに1記事執筆するためテストライティングは5本・5駅分でした。定型文が用意されていますが、オリジナルの言葉に言い換えて執筆します。

テストライティングに合格し200記事分追加されました。

  • 文字単価:1円
  • 1記事:350文字
  • 計200記事
  • 合計:7万円

1時間で5記事執筆できたため、時給は1,750円です。作業は徐々にスピードアップし、1週間程度で終わりました。クライアントの対応も非常に良かったです。

テンプレ化され大量発注する案件:市町村ごとの不用品回収

不用品回収業者を紹介するテストライティングがありました。沖縄県の25市町村の特徴と各自治体の不用品回収情報をまとめる案件です。

文字数は市町村の特徴を500文字、行政の不用品回収と不用品回収業者の比較を500文字で1記事につき計1,000文字です。

  • 文字単価:1円
  • 1記事:1,000文字
  • 計25記事
  • 合計:25,000円

市町村の観光情報や行政の不用品の回収方法などをホームページで調べます。行政と不用品回収業者のメリット・デメリットは、テンプレ化されたものをリライトするだけなので手間がかかりません。

テンプレ化された案件の良い点は、後半になるにつれ作業が速くなることです。注意点は間違った書き方で進めてしまうとやり直しになります。1記事執筆したところで、クライアントに全体のテイスト感や言い回しなどを確認してもらいましょう。

テストライティングに落ちたときの注意点

テストライティングに落ちたときの注意点の画像

テストライティングは倍率が高いため落ちることは多いです。落ちたときの注意点には以下が挙げられます。

  • 案件内容やレギュレーションを理解していたか
  • クライアントとコミュニケーションは取れていたか
  • 案件は他にもあるので気にしない

案件内容やレギュレーションを理解していたか

テストライティングに落ちたときは、案件内容やレギュレーションを理解していたか確認が必要です。

  • 指示された内容を把握できたか
  • 読者の検索ニーズを理解していたか
  • クライアントが記事を制作する目的を理解していたか
  • 記事全体を通して一貫性があったか

特に読者の検索ニーズと記事制作目的が分かっていれば、落ちたとしてもクライアントからの評価は高かったでしょう。

クライアントとコミュニケーションは取れていたか

Webライティングは、スキル型の在宅ワークですがコミュニケーションスキルが必要です。

  • 不明点を質問できたか
  • あいさつやレスポンスに問題はなかったか
  • 非常識な時間帯に連絡していなかったか

今後チャットツールに招待されることがあれば、他のWebライターとクライアントとのやり取りを見ておきましょう。クライアントとコミュニケーションが取れないと、不合格の原因になります。

案件は他にもあるので気にしない

実際にクラウドワークスで1円以上のテストライティングを受けた場合は、かなりの倍率です。条件が良い案件は、20倍、30倍以上になることも珍しくありません。

  • 良いWebライターが見つかって早めに締め切ることもある
  • ランサーズでも同じ案件を出してそちらで決まることもある
  • 初心者ではテストライティングは避けられない

落ちたとしても案件はいくらでもあります。推敲などをしっかりやっていれば、合格しやすくなります。

まとめ│テストライティングは数をこなすのが1番!

テストライティングは数をこなすのが1番の画像

本記事では、テストライティングの合格法として以下の5つを解説しました。

テストライティングの合格法

①不明点はクライアントに質問
②PREP法を意識したライティング
③指定文字数より多く執筆
④誤字脱字チェック後に推敲
⑤納期の1日前には納品

Webライターは、高いライティングスキルを求められますがクライアントとのコミュニケーションスキルも重要です。テストライティングの際は、不明点があれば質問して合格を目指しましょう。

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